工作室


材料はガムテープだけの、かわいくて簡単で丈夫なかばんをつくっています。
by craftroom

カテゴリ:料理本の世界( 2 )

宇野千代料理本のデザインがすごい(後編)

こんにちは。
今日の東京は少しだけ暖かいですね。
若いころパリに短期滞在していたときのことを思い出します。
私の家は、ビルだらけで、窓の向こうもビルで、空が狭くて、
こういう曇ったお昼は、パリの12月のお昼過ぎの感じがします。

私が料理の本にはまったきっかけは、
もう何年も前なんですが、宇野千代の
私の作ったお惣菜 (集英社文庫)
を購入したのがきっかけです。
f0198682_12205230.jpg

(隣には姉妹編の私の長生き料理 (集英社文庫)



もともと、文壇史が結構好きで読んでいて、宇野千代といえば、
今東光、北原武夫、東郷青児、梶井基次郎などなどと浮名を流した文壇一の美女でした。
で、96歳まで長生きされたのですが、あまり興味がなくて宇野千代の著作などは読まずにきていたのですが、本屋で表紙見てびっくり。
「こ、こんなおばあちゃんなのかーーー!」
いや、
昔の写真はこういうのでしたから。
f0198682_12273350.jpg

千代40歳のころです。(『宇野千代きもの手帖』二見書房より)
なんだかしっとりした美女ですよね。いつでも不貞を働きそうで。
色情因縁思いっきりついてる感じで。よく刺されないできたなあというぐらいの。

時の流れって残酷だと思う反面、おばあちゃんになったお千代さんが
なんだかすごくいい顔をしているような気がしてうれしくなって、
思わず購入、まず目を奪われたのはデザインのすごさ。
だってこれですよ。
f0198682_12331735.jpg

タイトルは「白玉ずんだ」
白玉ずんだが乗った皿がUFOみたい。お千代さんすり鉢すってる場合じゃないよさらわれちゃうよって感じです。

お次は、「枝豆豆腐」
f0198682_1235012.jpg

実物大でしょうか・・・?で、円内には後姿のお千代さん。
私も編集者なんですがこのデザイン群をOKする勇気はさすがにありません。
時代でしょうか。いい味出しております。

最初はビジュアルが愉しくてめくっていたのですが、内容も、
読み出したところこれが大変面白く創意にとんだメニューばかり。
すべてお千代さんの語りおろしで、そのとき付き合っていた文豪、画家との
思い出話なんかも出てくるし、愉しい本です。

レシピ、いくつも作ってみたのですが、中でも友人の結婚祝いに作って
盛り上がったのが「極道すきやき」。
お千代さんの説明がふるってます。
「できればグラム3000円以上の牛肉を用意します。そして、ナポレオン級のブランデーと割り下をじかにかけます。よくといた卵黄をたっぷりかけ、味がしみわたったらやいていきます」
f0198682_12392069.jpg

文字と写真を読んだだけでもう、「おいしいに違いない!」と。
お千代さんはわれわれ庶民に向けてこのように気を使ってこの項を閉じてます。
「でも、グラム1000円ぐらいの肉でも案外おいしいものですよ」
よーし作ってやろうじゃないかというわけで、作って食べました。
これは、今で言うピカタみたいなものだなと思いました。

絶賛調理中のお千代さん。
f0198682_12412726.jpg

「あら、いらしてたの?」
f0198682_12415558.jpg

[PR]
by craftroom | 2009-01-24 12:41 | 料理本の世界

宇野千代料理本のデザインがすごい。

名刺入れ、無事完成できましたか?
ずいぶん更新に時間がかかってしまいすみませんでした。
アクセス数がかなりあるのですが、来ていただいている皆さん、
カッター片手に「早く更新してよー」って思ってたらどうしようと思いつつ、、、、。
今後もできる限りはやめはやめをこころがけます。

さて、わたしは料理本を集めるのがだいすきです。
といってもいわゆる普通の料理本じゃなくて、絶版本とか、
作家のエッセイとか、物語に出てくる料理をほんとにつくってみました、とか
そんな本を沢山集めてます。数えたことはないですが、多分100冊以上、あります。
これは、ほんとに、家にあるごくごく一部です。
f0198682_0101938.jpg


あ、この、一番上にあるのは
今日買ってきたふりかけの本です。

【タイトル】 日本の文化 ふりかけの本
【価  格】 680円(税込)
【著者名】 「ふりかけの本」編集チーム
【発 行】 株式会社コスミック出版

表紙はおなじみ、のりたまですね。
この本は、ふりかけの王様のりたまをはじめとして、
三大メーカー、丸美屋、永谷園、「ゆかり」の三島食品の
マスターピース作品(あ、ふりかけのことです)を紹介しつつ、
自分で作るふりかけレシピなども紹介している良品。値段も手ごろな600円台。
後編は、全国ご当地ふりかけ紹介なんですが、
しかし、日本はふりかけだらけですね。
私が知ってるのは大人のふりかけ(ウニ味とわさび味が好きだった)と、
のりたまぐらいだったんですが・・・。

結構謎のふりかけってありますね。
たとえば・・・
(以下、リンクは商品サイトに飛びます。ご不快な方はクリック注意です)
いかの塩辛ふりかけ↓

意味不明なやる気を感じさせる良品です。
イカの塩辛を買えばいいと思いませんか・・・?ふつうに。そこをあえてふりかけに。


圧巻は炭水化物ON炭水化物

北海道札幌五丈原ラーメンふりかけ↓

気持ちはわかりますよ。
ラーメンライス、頼んで最後の楽しみ。ですよね?
ごはんをスープにつっこんじゃえ!雑炊みたいにたべちゃえ!
そういう気分、わかります。
しかしこれは斬新。ラーメンのほうをごはんにかけちまえ! ということですね。
思いつきませんでした。


次も麺類。
富士宮やきそばふりかけ↓

焼きそばライスってのは、いまだに食べたことはありませんが、やはり関西の方は、「おお、おいしそうなふりかけだ」って思うのでしょうか。

まだあります。
じゃがバターふりかけ↓



これが成り立つなら、じゃがバター丼も成り立つと思うんです。そう思うんです。
じゃがバター丼って検索してみてしまった。
バター丼はあったけどじゃがバター丼って見当たらなかったです。

さらに、前衛的なふりかけです。
帯広名物豚丼ふりかけ↓

すごい名物もあるもんですね。豚丼を、ふりかけに。ということは、米もふりかけ化してあるってことですよね。その米ふりかけを、ごはんにかける。ちょっと意味がわかりませんが、こういうのにがばがば気持ちよく食べられる人を大人だと思います。論理矛盾、知るか! 腹減ったら何でも食べる! ってかんじで。


ほかにも、「たれふりかけ」(なんのたれなのだろう?)、「夏みかんふりかけ」、「タコライスふりかけ」などなど、この本には謎のふりかけ、沢山出てきます。

あ。サブジェクトの宇野千代の話から思いっきり脱線してしまいましたので、二回に分けることに今決めました。続く!

サイト紹介◆うちの本棚です。(アマゾンのマイストアにジャンプします)
[PR]
by craftroom | 2009-01-24 00:42 | 料理本の世界


検索
タグ
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧